自転車と地域と文化と。

先日の営業中、全日本トラック帰りにレーサーのゴンちゃんが寄ってくれて色々話し込みました。まずは250mバンクの事、私もバンク走行は好きなのですが250バンクは国内でも伊豆のみで、流石にそこまでよっぽどの事がないと行けないので、そのレース内容含めてその体験談を聞くだけでも面白い。やはり250バンクはバンク角がキツイらしい。ハロンのかけおろしもちょっと怖いみたいでした。

さてさて、ゴンちゃんと言えば、同じ和歌山サイクルプロジェクト(WCP)で活動している同胞。和歌山県に自転車文化を作ろうと考える仲間です。

その彼の通勤路でもあるサイクリングロードが先日の台風被害により木や土砂が一杯な危険な状態で彼がWCPを通して呼び掛けしてクリーン活動を行いました。40名が集まり、無事に該当区間が綺麗になったとの事でした。企業や行政の後ろ盾のない民間団体からの声でこういったボランティア活動が持ち上がり、実現できるあたりに和歌山紀北地域の自転車の浸透度・文化度が見えた気がしました。また、しっかりと走れる選手が声を上げる所が素敵です。
私もなかなか同じ活動に参加できずともこのWCPメンバーとして所属している理由としては
みんながそれぞれの自転車感覚を持ち地域に自転車文化を根付かそうと常に意見を交わしながら活動を実現できているところが理由で、行政マンや会社員、MC、自転車レーサーなど多岐にわたる職業の方で構成されて自転車屋さんも私も含め2名ほど在籍しています。基本的にこういった社会活動やイベントなどは特定の自転車ショップだけが絡むと商売上の理由などで地域全体に活動が展開しにくく、それは活動に対して反応してくれる層を減らす事を意味します。そういった部分でも、もうひとかたの自転車ショップさんも私もお店としてではなく、一個人として活動に参加していて、生業にしている側からの意見も、一愛好家としての意見も出しフラットな目線でみる事でより良い自転車文化を作る支えとなれるよう頑張っています。

これまでWCPが行ったイベントとしては

  • サイクリストカフェ
  • 0−150GAME
  • きのくに自転車スポーツクラブ
  • 関西シクロクロス和歌山マリーナシティ
  • サイクルラック作成ワークショップ
  • サイクルフォトコンテスト和歌山大学サイクリングクラブと共同活動

実績としては以上ですが、まだまだアイデアは沢山でこれから何が実現できるかが楽しみです。

さて、ここからは個人的な考えになります。自転車が文化として認められるラインというのはどこからなのか?私は関連以外の経済活動が動いているかという所が基準になると考えています。 例えば自転車イベントを開催したとして、参加者が直接的に必要な宿泊、飲食、自転車関連の動きが発生するのは当たり前の話でして、そこ以外の部分にどれだけお金が流れるか、イベント以外の日常的な部分では自転車愛好者が発生させる消費が目に見えて分かりやすいか。
紀北だけでも自転車愛好者御用達のパン屋さん、カフェ、ジェラート屋さん、バー、居酒屋、など沢山存在します。
そこは自転車愛好者を「受け入れる」事が存在します。受け入れざるを得ないくらいの愛好者の来訪が地域を変え、経済活動も発生させようやく自転車の地域として見られます。圧倒的な数が存在する上で目に見えてくる「多様性」こそが文化だと私は考えます。
そのためにはレーサーもレーサーでない人も、ポタリストも、街乗りライダーも、通勤ライダーもオフローダーも、ありとあらゆる自転車人が地域に現れる事が必要です。
そういう点で考えると、人口の多い、東京、大阪、京都、名古屋、特に東海地方はジャンルにとらわれないイベントが盛んですし、またクロスオーバーしながら多ジャンルを楽しむ愛好者の数が多いように思います。「多様性」の中でそれぞれのジャンルを考え出来上がっていくものそれが「文化」ではないかと。多様性のない盛り上がりはただのガラパゴス化ではないだろうか。

面白い自転車を実現できるように私は頑張りたい。

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